2015年08月19日

■メンテ日記2日目:電極保持器整備■

■メンテ日記2日目:電極保持器整備■

電極保持器って知っていますか?
ボイラーの水位を検出したり、タンクの水位を検出したりする役割を
果たすイカした奴です。

というわけで、本日の作業は・・・
小型貫流ボイラーの電極保持器整備です。

これが不良になると水位検出不良になり、
ボイラーが異常停止します。


まずは、電極棒の部分を磨き、錆び、汚れを落とします。 
錆や汚れが抵抗になり、電極間で電気が流れず、 
水位検出不良になります。

まずは、電極棒の部分を磨き、錆び、汚れを落とします。
錆や汚れが抵抗になり、電極間で電気が流れず、
水位検出不良になります。


ネジの錆びもワイヤーブラシで磨いて落とします。 
こういうことを疎かにすると、いつか錆びで固着し、 
外せなくなります。

ネジの錆びもワイヤーブラシで磨いて落とします。
こういうことを疎かにすると、いつか錆びで固着し、
外せなくなります。


ロックナットを締めて・・・

ロックナットを締めて・・・


ロックビスも締めます。 
ここは力加減が大切です。 
強く締めすぎると電極棒のネジをつぶし、外せなくなります。 
かといって、緩いと脱着します。。。 
適切な力で締めます。

ロックビスも締めます。
ここは力加減が大切です。
強く締めすぎると電極棒のネジをつぶし、外せなくなります。
かといって、緩いと脱着します。。。
適切な力で締めます。


取り付ける電線を間違えないように 
線色をマーキングします。

取り付ける電線を間違えないように
線色をマーキングします。


よし!交換完了!!

今回はボイラーの電極保持器を整備しましたが、
電極式の水位制御は色々な所に使われています。

皆さんの周りの設備でも意外と使われていますよ。
気になってもらえましたら是非ご確認を。

目につかないところに目を向け、気を使ってみる。
それが一番大事。




2015年04月16日

■メンテ日記1日目:ボイラーの圧力センサー取替■

みなさんこんちには。
今回から始まりました新コーナー!その名も

『ひろしとなおやのメンテ日記』

主にボイラーのメンテナンスを行う部署、私たち“エンジニア部”の2人が
日常の業務で目の当りにするトラブル、ちょっとした気づき、目からウロコの発見などなど、自分たちの経験を通してエンジニア部ならではの視点から、少しでもお客様へお役に立てる技術情報を目指してお伝えしていきます。

さてさてメンテ日記1日目。
本日の作業は
小型貫流ボイラーの圧力センサー取替です。

圧力センサーはボイラーの圧力状態をコンピューターに送る機器、これが壊れるとボイラーが燃焼し続けたり、燃焼しなくなったりします。

つまり!非常にまずいことになります。




このセンサーは故障しており、無圧状態で0.59MPaの圧力表示が出ます。 
このまま使うと本来の設定圧力まで燃焼しません。 
 
そこで 
圧力センサー線のシースを剥いて・・・

このセンサーは故障しており、無圧状態で0.59MPaの圧力表示が出ます。
このまま使うと本来の設定圧力まで燃焼しません。

そこで
圧力センサー線のシースを剥いて・・・


シールドを落として・・・ 
 
結線完了。 
見た目を整えてOK!

シールドを落として・・・

結線完了。
見た目を整えてOK!


さて試運転をやろうかな 
 
・・・と思ったら制御盤内が汚いな。

さて試運転をやろうかな

・・・と思ったら制御盤内が汚いな。


掃除するか。

掃除するか。


綺麗になりました。

制御部にホコリは良くありません。(時々掃除してあげて下さい!)
トラッキング現象が起こります。
 
<※トラッキング現象とは・・・?>
通電部にホコリがたまり火災が起こること。


試運転確認をし、作業完了!帰路につきます。

これで今日も安心して寝ることができます。
責任感を持って仕事をすれば
自分の安心=お客様の安心です。

自分の幸せがお客様の幸せだ、と自信を持って
言えるサービスエンジニアになりたいな。





HIC豊安工業株式会社のブログです。

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